ラグビー・スタンドオフ戦国時代。次のW杯で日本の司令塔は誰だ? (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 2019年ワールドカップに続いて日本代表は、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)とトニー・ブラウンコーチ体制が継続されることになった。よって、次の日本代表メンバーの選考でも、スペース感覚に長けてキックのスキルの高い選手が好まれることは間違いない。

 田村は31歳という年齢も考慮し、一時は代表引退を示唆したこともあった。だが、今は「(2023年は考えられないが)40歳まではプレーしたい」とも語っている。再びジェイミー・ジャパンに選出される可能性もあるが、ほかの選手の台頭も今後の必須課題である。

 次世代の10番・最右翼は、2019年ワールドカップで控えながら4試合に出場した松田力也(パナソニック)だろう。

 伏見工業時代は主にFB(フルバック)だったが、帝京大ではSOをメインでプレーするようになった。パナソニックでは1年目からインサイドCTB(センター)としてベスト15にも輝いたが、ジョセフHCは一貫してSOとして起用し続けている。

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