福岡堅樹、7人制ラグビー仕様に変身。東京五輪で有終の美へ (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 福岡は当初、2019年のW杯後すぐにセブンズに転向する予定だった。だが、1月から始まった2020年のシーズン、開幕戦と第2節に出場して、しっかりトライを挙げてパナソニックの勝利に貢献。

「ラグビーの勢いが今、来ていることを感じています。ラグビー人気を冷めさせず、これを継続させるために、少しですが(トップリーグに)挑戦しました」

 ただ、その出場した第2節で右ひざを負傷してしまい、1月末に行なわれたセブンズの合宿には参加できなかった。所属チームであるパナソニックでリハビリし、2月末からのミニ合宿に参加、そして3月にようやく本格的に合流した。

「まっすぐなら、ほぼ100%走れるようになりました。横への動きができるようになったら、完全復帰します」

 合宿ではまだ別メニューだったが、全体練習への復帰も間近だという。

 セブンズはグラウンドやルールこそ15人制ラグビーとほぼ同じだが、もちろん違いも多い。7人対7人で広いグラウンドを駆け回り、試合は2分間の休憩を挟んだ前後半各7分、そしてオリンピックでは1日2試合・計3日間で行なわれる。

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