松島幸太郎、渡仏の理由と日本代表への思い「世界で通用する選手になるため」 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 2013年秋に日本代表やサントリーでプレーするために帰国したが、その後もトップリーグでプレーすると同時に、ワラターズ、レベルズ、サンウルブズといったスーパーラグビーチームにも席を置き、常に自分を鍛え続けた。それが、ワールドカップの活躍にもつながったのは間違いない。

 昨秋のワールドカップを、松島はこう振り返る。

「試合をするごとにマークは厳しくなったが、スコットランド代表戦ではラインブレイクができたし、前を見て相手の弱い部分にボールキャリーができていた。また、5試合とも安定したプレーができ、ステップで前に出られることも多かったので、自信になった」

 日本代表は予選プールを全勝で1位通過したが、準々決勝で南アフリカ代表に敗れた。対峙した相手チームには、松島がシャークスアカデミー時代に対戦したFL(フランカー)シヤ・コリシ主将やWTBチェスリン・コルビがいた。南アフリカ代表はそのまま勝ち進み、決勝でイングランド代表を下して「ウェブ・エリス・カップ」を掲げた。

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