リーチ マイケルが語るW杯後。
体重減もトップリーグ優勝の思いは増した

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 ワールドカップの時、堀江はメンバー外の選手にも気を配っていた。初めて先発落ちをしたリーチをカレー屋さんに誘うなどして、「ワンチーム」を体現したひとりだった。リーチは東芝で、共同キャプテンのFL徳永祥尭とSH(スクラムハーフ)小川高廣のサポート役に徹するつもりだという。

 日本代表の指揮官は、ジェイミー・ジョセフHCの続投が決まった。リーチは4大会目のワールドカップ出場も視野に入れている。日本代表は今年6月に国内でウェールズ代表戦、7月にはイングランド代表戦が2試合、そして11月にはアイルランド代表戦、スコットランド代表戦と、「ティア1」と呼ばれる世界の強豪とのテストマッチが組まれている。

 ただ、日本代表に関して、リーチは謙虚な姿勢を見せた。

「正直、4年後はどうなるかわからない。(日本代表の選手選考は)リセットされるし、トップリーグでも学生でも、いいプレーをしている選手はたくさんいる。過去のことは忘れて、もう一度しっかり(トップリーグで)プレーしたい」

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