ラグビー福岡堅樹が15人制→セブンズへ。医師の前に東京五輪を目指す (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 齋藤龍太郎●撮影 photo by Saito Ryutaro

「2019年ワールドカップ、2020年東京五輪に出場して、キャリアを終える」

 南アフリカ代表戦が終わり、スタンドのファンに向けて挨拶をして回った福岡は、最後に東京スタジアムのグラウンドに寝転がった。

「15人制日本代表への思い入れも強かったので、終わったなって......ちょっと寂しくなる気持ちがありました」

 試合後、そう本音を吐露したが、決意が揺らぐことはなかった。

「(15人制ラグビーもセブンズに)つながっている。今回のワールドカップで自信をつけることができました。勝つためのマインドセットや準備の仕方を、今度はセブンズのチームメイトとも共有して、『ONE TEAM』を作りあげることができたら......」

 東京五輪のセブンズの会場も、奇しくも同じ東京スタジアムである。ワールドカップでひと回り大きくなった福岡は、「セブンズで(東京スタジアム)に帰ってきます!」と力強く宣言した。

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