日本の予選プール突破なるか。スコットランドは控え中心でこれだけ強い (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by AFLO

 日本代表との対戦に際して、ヘイスティングスが「彼らは非常に訓練されていて、セットプレーも強い。No.8(ナンバーエイト)アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコミュニケーションズ)のビッグボールキャリーは危険だ」と言えば、快速を誇るグラハムは「ボールを取って、早く動かすことに力をいれていきたい。WTB松島幸太朗(サントリー)との対戦が楽しみ」と勝負を心待ちにした。

 2戦連続で相手を零封したタウンゼントHCも、日本代表戦に向けて語気を強めた。

「しっかりとリカバリーして、日本代表戦で一番いいラグビーをしたい。スペースを作ってパスをしたり、キックしてチェイスするなど、精度の高いプレーが必要。守備でもセットプレーでも、最善を尽くすことがカギとなる」

 日本代表戦には温存された主力選手たちが先発してくる。ロシア代表戦で控え選手が活躍しただけに、彼らが闘志を燃やしてないわけはないだろう。プール初戦でアイルランド代表に3-27で敗戦した姿は、もうそこにはない。最高の状態で日本代表戦に臨んでくるはずだ。

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