エディーが指摘。日本が8強へ必要なのは「パフォーマンスの一貫性」 (4ページ目)

  • text&photo by Tokuhara Kai

──このワールドカップは、エディーさんにとってもラグビーの母国に久々の優勝をもたらすための新しい挑戦だと思いますが、ご自身の中で常にチャレンジスピリットの原動力になっているものとは?

 一言で表すなら、美しいラグビーを見せたいという思いでしょうか。私にとってラグビーの試合はオーケストラのようなもの。つまり選手全員が相乗的に動いてこそ、美しい音楽を奏でられるのです。例えば弦楽器がうまくいっていないとか、ドラムの音だけが大きすぎたりすると、プレーヤー個々の能力が高くてもオーディエンスを感動させられるようなパフォーマンスを見せることはできません。だから私はきちんとすべてのプレーヤーを把握するよう常に心がけながら、チーム作りをしています。美しい音楽を奏でられるポテンシャルを持つチームに、きちんと"奏でさせる"ことが私の使命だと思っています。

PROFILE
エディー・ジョーンズ。1960年生まれ、オーストラリア出身。選手時代のポジションはHO(
フッカー)。96年に東海大学ラグビー部コーチから指導者キャリアをスタート。その後、スーパーラグビーのブランビーズ、オーストラリア代表のHCや南アフリカ代表のチームアドバイザーなどを歴任し、2011年に日本代表HCに就任。2015年ワールドカップでは南アフリカ代表に歴史的勝利を収めた。現在はイングランド代表HCを務めている。

ハンティング・ワールドとエディー・ジョーンズHCがコラボレーションしたカバンについてはこちらへ>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る