大黒柱リーチ マイケルが代表に復帰。不在ゆえのプラス作用もあった (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 リーチは宮崎合宿最初のミーティングで、チームメイトにこう語りかけた。

「サンウルブズでもない、ウルフパックでもない。日本代表なので、日本代表の自覚を持って行動しよう。一日一日を大事にして、いい準備をしよう。そして、人に言われる前に行動しよう」

 6月24日から、宮崎合宿は第2クールに突入する。リーチは様子を見ながら、徐々に本格的な練習に参加する予定だという。ただ、昨年12月の試合を最後に実戦から遠ざかっているため、「ゲームフィットネスは試合をやりながらつけていきたい」と語り、7月末に岩手・釜石で行なわれるPNC(パシフィック・ネーションズ・カップ)のフィジー代表戦での復帰を目指している。

 ワールドカップを2度経験し、運動量豊富でランニングスキルも高いリーチは、日本代表が躍進するために必要不可欠な存在だ。世界クラスの「6番」の完全復活は、もう間近である。

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