福岡堅樹が語るラグビーW杯への想い。「巡り合わせの運に応えたい」 (2ページ目)

  • 松瀬 学●文 text Matsuse Manabu
  • 齋藤龍太郎●写真 photo by Saito Ryutaro

―オールブラックス戦では、トライにつながる、2、3人抜きの鋭いランもありました。大相撲でいえば、同じ土俵で戦える相手だということですね。

「そうです。絶対勝てない相手かと聞かれると、そこまで思わなくなりました。自分たちの戦い方ができれば、(日本)代表は、十分世界に通じるチームになっていると。地力はついてきていると思います」

―ワールドカップまであと8カ月です。自分のテーマ、課題はなんでしょうか。

「一番はケガをしないということです。そこに焦点を絞って、コンディショニングを意識していきたい。早い段階で(体力を)しっかりともう一度、高い水準に持って行かないと、これから戦っていく上で、ケガにつながることになります。そういう意味でトレーニングは欠かさずにやっていきたいと思います」

―コンディショニングというと、具体的に教えてください。

「トレーニング期に関しては、やっぱりベースとしての筋力を上げていきたいと思います。自分自身、ひざには不安を抱えているので、そこに疲労がたまって痛みが出るということがないよう、調整しながらトレーニングをやっていければいいかなと。基本的には、トレーナーと相談しながら。その日、その日でコンディションが変わるので、無理はしないように心掛けますが、その中で限界に挑戦しながら成長はしたいと思っています」

―コンディショニングのキーポイントはなんでしょうか。

「そこは、コミュニケーションです。自分のからだの状態をしっかり伝えて、それをコントロールしていかないといけません。自分のコンディションが悪いのに無理して悪化させるのは避けたい。そういう意味で、コーチ陣だったり、トレーナーだったり、チーム側にも状態をよく伝えて、一緒にコントロールしていきたいと思います」

―福岡さんは文武両道を地でいっていて、将来医学の道を志しています。身体のメカニズムはわかりますか。

「ははは。普通の選手よりは、ぐらいかもしれません」

―医学の勉強はラグビーのプラスになっていますか。

「まだ、医学を勉強しているわけじゃないですけど、自分のケガについて話を聞く時、担当をしている先生が詳しく説明してくれます。メカニズムは多少わかっているので、自分自身の状態、痛み、原因というのを考える際、役に立っているのかなと思います」

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