2019年W杯へ。トップリーグ新人賞は、桜のジャージーへの登竜門 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 まだ24歳だが、すでに日本人女性と結婚しており、8月末に日本国籍を取得した。シオネムリ貫太郎とソアペ金太郎というふたりの息子を持つリサラが日本代表に加われば、パワーとスピードを兼ね備えたランでトライを量産してくれるだろう。

 トップリーグ新人賞は各チームの監督、主将、記者による投票で決まる「ベスト15」とは違ってリーグ自体が決定し、過去15回は年間総合順位の5位以上のチームから選ばれている。慣例どおりだとすれば、どの選手も個々のパフォーマンスはもちろんのこと、チームの上位進出を後押しすることも欠かせない。

 昨年新人賞を受賞した姫野は、トップリーグでの活躍そのままに日本代表まで駆け上がった。2019年W杯に日本代表として出場する若手は台頭してくるのか、今季のトップリーグに注目したい。

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