ラグビー転向1年半のシンデレラガール、セブンズW杯で大暴れの予感 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 今大会からセブンズW杯は予選プールを行なわず、いきなり一発勝負のトーナメント制となった(敗者同士もトーナメントですべての順位を決める)。女子は16チームが出場し、サクラセブンズは1回戦で昨年のWS総合3位の強豪フランス代表と対戦する。

 稲田仁ヘッドコーチ(HC)はセブンズW杯に向けて、「先手必勝」をテーマに掲げた。

「今までは、最初の3分間は我慢してボールを保持継続しようとしていたが、そこを変えて先制点を獲りにいく。最初のキックオフのボールを奪いにいくことがポイントとなる」

 そのキックオフのボールをキャッチするのは、身長170cmでジャンプ力もある大竹の役目だ。「最初からスイッチを100%に入れたい。空中のボールの争奪戦は任されている。私が起点となって、チームにいい流れを持っていきたい」(大竹)。

 もちろん稲田HCは、大竹にランナーとしての活躍も期待している。「今までの彼女はパワーとスピードだけでやっていたが、ボールを持ったときの仕掛けや、角度をつけて縦に切れ込むなどの動きが出てきた。セブンズW杯では、もうひとつ上にいってほしい」(稲田HC)。

 大きな期待を背負う大竹も、セブンズW杯開幕を前に気持ちを奮い立たせている。

「もう初心者とは言えないのですが(苦笑)、初めての感覚を大事にして、思いっきりやることで結果につながればいい。ただ、思いっきりやることが雑なプレーになって、失点に結びついたらいけない。セブンズは(前後半14分という)少ない時間でいかにトライを獲るかが重要なので、その判断が大事になってくると思います」

 過去2回のセブンズW杯で、サクラセブンズは一度も勝っていない。フランス代表に勝利すればベスト8進出となり、もちろん過去最高の成績となる。ただ、フランス戦で負けても大会は続くため、メンタル面を切り換えることが大事な要素のひとつとなるだろう。

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