あのダン・カーターが伝授。日本のラグビー人気を高めるシンプルな方法 (4ページ目)

  • 小川由紀子●文text by Ogawa Yukiko
  • photo by ZUMA Press/AFLO

 ラグビーのW杯は、オリンピック、サッカーW杯に次ぐ、世界で3つ目に大きなスポーツトーナメントだと言われているよね。それが自国で開催されるんだ。国を挙げて盛り上げて、ラグビーを成長させる格好の機会にしてほしい。

 日本にはよい選手が揃っているから十分可能だと思う。あとは国民のみんながしっかりサポートすることだ。

 代表チームのヘッドコーチ(HC)が、エディー(・ジョーンズ/現イングランドHC)、そしてジェイミー(・ジョセフ)と、引き継がれたのもいいバランスになっている気がする。ジェイミーはしっかりこの先のビジョンを描いているだろうし、なんといってもW杯は国際ラグビーの頂点に立つ大会だからね。そこに最高の状態の日本チームをもっていこうと考えているはずだよ。

 僕もW杯のときは日本にいる。今から待ち遠しいよ!」

 気さくに、しかし熱を込めて語ってくれたカーター選手。日本行きについて語る時には、「ワクワク」「エキサイティング」「待ち遠しい」といった言葉が何度も繰り返された。

 謙虚で親しみやすいスーパースター。この選手のプレーをトップリーグで見られるとはなんたる幸せ。こちらの方こそ、シーズン開幕まで待ちきれない。

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