あのダン・カーターが伝授。日本のラグビー人気を高めるシンプルな方法 (2ページ目)

  • 小川由紀子●文text by Ogawa Yukiko
  • photo by ZUMA Press/AFLO

――日本のラグビーについて、マイケルはなんと言っていましたか?

「彼自身、プレーすることをとても楽しんでいると言っていた。僕にも日本でプレーすることを勧めてくれたし、僕が日本に来て、日本のラグビーを体験できることをとても喜んでくれていた。すごくいい経験ができそうでワクワクしているよ」

――仲間もたくさんいて、日本で寂しい思いをすることはなさそうですね。

「そうだね、友だちはたくさんいる。チームメイトになるアダム・アシュリークーパー、それにアンディ・エリスも神戸製鋼にいる。彼と一緒にプレーするのは本当に楽しみだ。彼とはふだんでもよい友人なんだ」

――リーチキャプテンのゲーム分析を聞くと、プレーや戦術を違った見方で語ってくれることも多く、ラグビーの本場を知る人の意見の貴重さを実感します。その意味でもカーター選手の加入は大いに期待されていると思います。

「マイケルは、僕らがニュージーランドでやっていることを体験している。プロフェッショナリズムも高い。日本代表を率いるのにふさわしい人材といえるね。

 僕が自分のキャリアで得ることができた成功は、すべて、ハードワークの賜物(たまもの)だと思っている。そのためにいろいろなものを犠牲にもしてきた。

 でもこれから先も、それを続けていく覚悟はできている。常にベストな自分を見せていきたいからだ。チームメイトにも、僕のプロフェッショナリズムを示したい。それだけじゃなく、ゲームについても何か僕が教えられることがあれば伝授して、チームを少しでも向上させる力になりたいと思っているよ」

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