ラグビーW杯の人気カードを生観戦する近道=「セット券」とは何だ (2ページ目)

  • 斉藤健仁●文 text by Saito Kenji photo by Kyodo News

 日本代表より大会3連覇を狙う、人気のオールブラックスを堪能したければ、「ニュージーランド チームパック」を選ぼう。横浜、大分、東京、豊田で予選プールの全4試合を見られる。10月2日(水)の大分の試合のみ平日開催なので、休みを取って観光プランを立ててみてはいかがだろうか。

 さらにエディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチが率いるイングランドは、札幌、神戸、東京、横浜で試合が行なわれる。「イングランド チームパック」を購入すると、初戦のトンガ戦は9月22日(日)の夜に札幌でキックオフされるが、翌日は祝日のため仕事のある人でも見に行きやすいだろう。次の神戸の試合は木曜日なので、首都圏在住の人であれば、この日だけ休みを取ることができれば、比較的計画が立てやすいはずだ。

 個人的には、東京や埼玉といった関東近郊に住む人なら「アルゼンチン チームパック」をオススメしたい。アルゼンチンはプールCに入り、東京で2試合、花園、熊谷でそれぞれ1試合ずつ行なうので、比較的行きやすい。しかも対戦相手がイングランド、フランス、アメリカ、トンガと各大陸の強豪なので熱戦が期待できる。

 続いてスタジアムパックを見てみよう。スタジアムパックは札幌、釜石、熊谷、東京、横浜、静岡、豊田、花園、神戸、福岡、熊本、大分、それぞれの会場で行なわれる予選プール全試合が観戦可能なチケットだ。試合数が会場ごとに違うこともあり、価格は異なる

 例えば、「横浜パック」であれば、先述した日本対スコットランドに加え、予選プールのニュージーランド対南アフリカ、アイルランド対スコットランド、イングランド対フランスの4試合を観戦できる。決勝戦も行なわれる横浜国際総合競技場は7万人を収容する大きなスタジアムなので、比較的当選する可能性も高いと思われる。日本代表はもちろんのこと、世界のトップのチームをたくさん見ることができるので、ワールドカップの雰囲気を十二分に楽しめるに違いない。

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