ラグビーW杯まで2年。新たに日本代表入りを狙う8人の外国出身選手 (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 そしてもうひとりは、LOだけでなく第3列でもプレーできる南アフリカ出身のヴィリー・ブリッツ(28歳)。ライオンのような髪型がトレードマークで、NTTコミュニケーションズでは常に身体を張るプレーを見せている。また、サンウルブズでもゲームキャプテンを務め、2017年のスーパーラグビーではラインアウトキャッチの回数で全体4位にランクインした。身長193cmの体躯を生かし、バックファイブ(LO~No.8の5つのポジション)までプレー可能なので、指揮官としては起用しやすい選手のひとりだろう。

 さらに、現段階で日本代表の資格を持っており、今後の活躍次第では代表争いに絡んできそうな選手も紹介したい。

 トップリーグでは、今年日本国籍を取得したトヨタ自動車のWTBヘンリー ジェイミー(27歳)が楽しみな存在だろう。ニュージーランド出身で、かつては7人制日本代表のエース格としても活躍。突破力があってハイボールにも強いので、ジェイミー・ジャパンのラグビーにすぐに適応できそうだ。

 大学生では、東海大3年生のふたりにも注目したい。サモア出身のNo.8テビタ・タタフ(21歳)と、トンガ出身のWTBアタアタ・モエアキオラ(21歳)だ。ふたりともU20世界選手権で活躍し、すでに日本代表キャップも持っている有力株である。

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