ラグビーW杯まで2年。新たに日本代表入りを狙う8人の外国出身選手 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 昨年まで3年間、近鉄に所属し、今シーズンから宗像サニックスに在籍。日本でのプレーにこだわり続けているのは、W杯に出場するためだ。FBだけでなくWTB(ウィング)でもCTBでもプレーできる器用さもあり、日本代表のBKメンバーに深みを持たせることができるだろう。テイラーとWTBの山田章仁、福岡堅樹(ともにパナソニック)、松島幸太朗(サントリー)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)といったアウトサイドBKのラインナップは見ている者の心を魅了するはずだ。

「オールブラックスには入れなかったけど、(日本代表という)新しい挑戦にワクワクしています。2019年のW杯出場が目標だけど、みんな素晴らしい選手ばかりだから、11月のテストマッチに出るためにまずはハードワークしないといけない」(テイラー)

 ふたり目は埼玉工業大時代、農業の手伝いとして日本テレビの人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』にも出たことがあるトンガ出身の右PR(プロップ)ヴァル アサエリ愛(28歳)だ。正智深谷高校時代から来日しており、すでに日本国籍を取得。もともと突破力のあるNo.8だったが、出場機会を求めて2015年11月からPRに転向。今シーズンは開幕から4試合中3試合で強豪パナソニックの「3番」として出場した。

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