2017.09.01

まさかの「世界ベスト15人」入り。
女子高生ラガー、津久井萌とは何者か

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 知らせを受けた津久井本人は、まさか自分が「世界のベスト15」に選出されるとは想像していなかったようで、「本当にビックリしました! チームメイトのみんなから『おめでとう』と言ってもらいました!」と破顔しながら心境を語った。

 その他の「ベスト15」の内訳を見てみると、W杯で5度目の栄冠に輝いたニュージーランドから6名、惜しくも準優勝だったイングランドから3名、予選プールで日本に快勝した3位のフランスから2名、4位のアメリカから2名、5位のカナダから1名だった。6位以下のチームから選出されたのは、日本の津久井ただひとり。今回の選出がいかに快挙だったか、よくわかるだろう。

 津久井は5歳のとき、1歳上の兄の影響で群馬・高崎ラグビースクールに通うようになった。小さいころから彼女はSHひと筋だったという。進学した花園常連の強豪校・東京農大二高では男子と一緒にプレーし、高校2年時にはニュージーランド留学も経験。ラグビー王国でパスの精度やSHとしての判断力を磨いた。そして昨年9月、彼女のプレーを見た15人制日本代表の有水剛志ヘッドコーチ(HC)が、7人制日本代表のアカデミー生にも選ばれていなかった津久井を抜擢した。