俊足で俊英。医者を目指すラガーマン、福岡堅樹を世界4位の強豪も絶賛 (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 さらにパナソニックのシーズン終了後には、参入2年目のサンウルブズに加入。3試合連続となるトライを記録するなど、スーパーラグビーの舞台でもさらなる成長を見せた。そしてこの6月のテストマッチシーズン(ルーマニア代表戦&アイルランド代表戦)でも連続トライを挙げ、WTBとしての存在感を十分に発揮している。

 ただ、アイルランド代表との1戦目は50失点、特に前半だけで31点を許してしまった。ジェイミージャパンはキックを多用する戦術を取ったが、キックをうまく競れなかったときのフォローが遅れてしまい、そのギャップを相手に突かれてしまった点が痛かった。

 アイルランド代表との2戦目(6月24日@東京・味の素スタジアム)に向けて、福岡は課題をこう語る。

「(1戦目は)前半に多くの失点を許して試合を作られてしまった。あれだけ点を獲られると逆転は難しい。(2戦目は)まずはキックを競って、相手にクリーンなボールを取らせないようにする。そして、もし相手にボールを取られてしまったときも、ギャップができないようにしっかりディフェンスを整備したい。1次のディフェンスが大事です。次戦はどれだけ粘れるかどうか」

5 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る