すごい女子高生がいた! ラグビー
初心者の大竹風美子が「東京の星」に

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 女子の7人制ラグビーは、今年は2月に沖縄セブンズ、4月には北九州でワールドシリーズ、そして9月にはアジアシリーズと国際大会が控えている。特にアジアシリーズは、2018年の7人制ラグビーワールドカップのアジア予選を兼ねると見られているが、それまでに大竹がデビューを果たす可能性も十分にある。

 ラグビースキルはまだまだ未熟だが、大竹はその身体能力を武器に、常に笑顔で新しいチャレンジを楽しんでいる。浅見コーチが「(同じく陸上の投てきから転向した)桑井亜乃のような選手になってほしい。まだ若いですし、難しいことを要求してもしょうがないので、『ボールを持ったら走りなさい』と指示しています」と話すように、まずは得意のランでアピールしていきたいところだ。

 大竹の目標はやはり、2020年の東京五輪。味の素スタジアムで行なわれる7人制ラグビーの中軸になることができるのか。まずは楕円球に慣れ親しみ、日本代表の桜のジャージーを目指す。その意気込みを語る目は希望に満ちていた。

「ラグビーで輝きたいです! ハキームと一緒に2020年の東京五輪に出られればいいですね」

 決意を胸にラグビーに転向した「原石」は、どこまでその光を増すことができるか。

■ラグビー 記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る