【7人制ラグビー】山田章仁が熱望「リオ五輪しか見えていません」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

―― 15人制と並行してセブンズをプレーするのではなく、選手はセブンズに専念すべきという意見もあるなか、山田選手がオリンピックで活躍できれば、両方をトップレベルでプレーできると証明できるのではないのでしょうか?

山田 そういったことを証明するためにプレーしているというよりは、自分のなかでは「2016年はリオデジャネイロオリンピックに専念する」、そこしか見えていませんね。

―― 2016年以降は2019年のワールドカップ、そして2020年の東京オリンピックも視野に入れているのでしょうか?

山田 2019年や2020年も意識しています。他のアスリートが野球やサッカーなどで海外挑戦しているなか、自分も世界で勝負できますし、世界と戦っている選手のほうがスタンダードは上がると思います。(年齢は30歳ですが)メンタル的には日本代表に選ばれたのが遅かったので、ラグビー人生は始まったばかり。まだまだこれからなので、1日1日、(レベルを)上げていきたいです。

―― 2013年に15人制で初キャップを獲得してから、山田選手のラグビーキャリアは上昇曲線を描いているように感じます。ワールドカップ、スーパーラグビーで実績を残したうえで、リオデジャネイロ五輪に出場することについて。

山田 オリンピックが頂点だとは思っていません。ラグビーキャリアが終わった後も人生は続きますので、オリンピックを経験してアスリートとして枠を広げていきたい。そのためのオリンピックだと思っています。そんな状況のなか、今はすごく充実していますよ。楽しいですね。ただ、一番失ってはいけないのは、「自分が成長するには何が必要か」ということだと思っています。

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