2016.03.29

【ラグビー】今泉清氏の提言「エディーの遺産を共有してほしい」

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu  photo by Kyodo news

――トップリーグへの大学生の参加ですか。

今泉 仕組みとして、いまのトップリーグは外国人枠(同時出場)が2人です。同じように学生枠を2つ作って、「バックス、フォワードは必ず、学生を1人ずつ使いましょう」とするのです。80分間が難しいのであれば、「学生2人が出ている時間を20分は作りましょう」って(いう具合です)。

――トップリーグのレベルは、どうでしょう?

今泉 これは上がっています。実力もですが、日本が南アに勝った試合を見て、トップリーグの代表以外の選手が、なんだ、彼らにできるのなら、一緒に試合をし、対戦している俺たちにもできるんじゃないかと自信になった。つまり、全体の自信の底上げになったんです。

 また、選手もコーチも海外からいい人がきています。ただ、問題なのは、日本代表もサンウルブズもそうなのですが、6、7(フランカー)、8(No8)、10(スタンドオフ)ってだいたい外国人なんです。ここが肝なんです。いい日本人選手が育たなかったら、ずっと外国選手を使っていかないといけません。だから、17歳、18歳から、高いレベルの練習をさせていけば、20歳ぐらいでは使いものになるかもしれません。

――昨年のW杯、日本代表31人中、10人は外国出身者でした。

今泉 それは構いませんよ。世界で勝つためには、世界のスタンダードに達しているかどうかで選んだ結果ですから。要はそうなった日本ラグビーの育成の仕組みです。仕組みを作るのはエディーの仕事じゃない。エディーは代表を勝たせるのが仕事だったわけですから」