引退した陰の主将・廣瀬俊朗が語る「日本ラグビーに必要なもの」 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text&photo by Saito Kenji

――いつごろ、選手会を立ち上げようと思っていますか?

廣瀬 「今年の3月中」と思っていましたが、組織はいろいろとあって難しいですね。ただ、100%決まってから立ち上げるのでは遅くなりますし、ある程度、説明したら動き出したいと思います。いきなり大きいことはできないと思うので、少しずつやっていきたい。

 あと、日本ラグビー協会の理事会のなかに『アスリート委員会』ができて、「そのメンバーのひとりにならないか?」と打診されました(3月17日の理事会で了承)。選手会の誰かが理事会に出ることは大事ですし、いろんなことが聞けますので、小さなステップにもなると思っています。この半年から1年は、選手会やアスリート委員会の仕事をやっていきたいです。

――その後は、どうする予定ですか? 指導者やコーチングの道、またはマネジメント側の道もあるかと思いますが。

廣瀬 模索したいと思います。海外に行く道も考えていますが、今の会社の状況もあるので、ハッキリとはしていません。コーチングもマネジメントも両方やったことがないですし、正直いってどっちがやりたいのかさえ、今はわからない。本当にやろうと思ったら、どっちもできると思いますが、ずっと選手をやってきて、次はどっちがいいのか......。普及活動や講演会などをやりながら、自分自身がどうなりたいのか見えてくればいいかなと思っています。

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