日本ラグビーの未来を担うサンウルブズ。どこまで世界と戦えるか (4ページ目)

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu  志賀由佳●写真 photo by Shiga Yuka

 サンウルブズとしては、個のフィジカル、スタミナをアップさせ、どうチームとして結束させていくのか。戦術、戦略の徹底、連係アップもマストだろう。

 スポンサー獲得や集客、チームマネジメントなどの運営面の課題もあるが、まずはチームのパフォーマンスを上げ、サンウルブズの価値をどう創造していくのか。やはり勝負事。負けてはならない。

 サンウルブズは沖縄合宿を経て、27日、東京・秩父宮ラグビー場でライオンズ(南アフリカ)とのリーグ開幕戦に挑む。計15試合のタフな試合がつづく。

 サンウルブズの堀江主将は記者会見の最後、こう言い切った。

「最初から白旗を上げるようなことはしない。すべて勝ちにいく気持ちです。メンタル、体、スキルの部分を毎試合、どんどん成長できるようにしてきたい」

 課題は山積ながら、サンウルブズの魅力は「未完の魅力」か。日本ラグビーの壮大なるチャレンジが始まる。

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