いざ、リオへ。「サクラセブンズ」美女ラガーたちの素顔 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●文・写真 text & photo by Saito Kenji

 こんな魅力的な美女アスリートたちが集まるサクラセブンズが、オリンピック行きを懸けた大一番を迎える。「走り勝つ」ラグビーを掲げて、年間200日以上にわたり、勝浦での砂浜トレーニングや自衛隊での訓練などを重ねて世界に通じるフィットネス、フィジカルの強化に取り組んできた。

「(サクラセブンズの)成長は、世界から見ても急激だと思います。個々の選手の能力が上がり、チーム力、フィットネスが強みになってきた」(中村知春キャプテン)

 ひと足先に男子7人制日本代表は11月7、8日に行なわれた香港大会の一発勝負で、リオデジャネイロ五輪行きを決めた。女子のサクラセブンズは、香港での第1ラウンリーグ戦で中国に負けたものの、決勝でカザフスタンに勝って見事に優勝し、ランキングポイント6を獲得。2位以下のポイントはカザフスタンが5、香港4、中国3、グアム2,スリランカ1となった。再び、東京大会でも同じ形式で戦って、合計ランキングポイントが多かった1チームが2016年のリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得。2~4位になった場合は来年6月までに行なわれる世界最終予選に回ることになる。

 サクラセブンズはランキングポイントでかなり優位に立ち、さらにホーム開催という大きなアドバンテージを持って、東京大会に臨める。しかし、彼女たちの目標は「オリンピックでのメダル獲得」であり、勢いをつけるためにも、多くのファンの目の前で全勝優勝し、自分たちの手でリオデジャネイロの切符を手にしてほしい。そして、サクラセブンズの選手たちの満開の笑顔が見たい。

ラグビー の記事一覧>

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る