掛け持ちOKの謎。五郎丸歩が挑む「スーパーラグビー」とは? (3ページ目)

  • 斉藤健仁●文 text by Saito Kenji   photo by Kyodo News

■サンウルブズの東京・秩父宮ラグビー場で行なわれる5試合
 今シーズンのサンウルブズは秩父宮ラグビー場では下記の日程で5試合を戦う。今後、対戦相手の中に日本代表の選手が含まれる可能性もあり、スーパーラグビーを日本で見ることができる貴重なチャンスである。

2月27日 対ライオンズ
3月19日 対レベルズ
4月23日 対アルゼンチンのチーム
5月7日  対フォース
7月2日  対ワラターズ

 リーグ戦の後、プレーオフの末、優勝が決まる。プレーオフには各カンファレンスの首位の4チーム、南アフリカグループの残り6チームの総勝ち点で一番多いチーム、またNZ・オーストラリアグループの残り8チームの総勝ち点上位3チームの計8チームが参加し、来年は7月22日に準々決勝が行われ、8月6日に決勝で優勝チームが決まる。1月末に終わる日本のラグビーシーズンと日程的に重ならないため、日本のトップリーグと両立することも可能だ。これは逆に、スーパーラグビーの有名外国人選手がトップリーグに来る理由の一つにもなっている。五郎丸も移籍という形ではなく、ヤマハでトップリーグの試合を消化した後に、ヤマハ在籍のまま南半球へ渡る。

 五郎丸以外に2016年には、スーパーラグビー挑戦の「パイオニア」であるSH田中史朗(パナソニック)が4年連続ハイランダーズ(NZ)でプレーする。日本代表主将のフランカー(FL)リーチ マイケル(東芝)も昨年大活躍したチーフス(NZ)と今年も契約した。またFLツイ ヘンドリック (サントリー)も五郎丸が加入することになったレッズで今年もプレーする。

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