【ラグビー】W杯の上昇気流に乗れ! 男子セブンズ、リオ五輪へ (3ページ目)

  • 松瀬 学●文 text by Matsuse Manabu

 日本としては、桑水流主将がキックオフ、ラインアウトで体を張り、ゲームメーカーの坂井克行(豊田自動織機)が判断よくボールを動かす。突破力のあるロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ)、ロマノ・レメキ(ホンダ)でゲインし、スピード豊かな松井千士(同大)らを走らせたい。

 15人制のW杯メンバーでは、22歳の藤田慶和(早大)が唯一、セブンズ日本代表に参戦する。セブンズの試合感覚に対応するのは難しかろうが、持ち味のゲームメイクセンス、柔軟な動き、巧みなハンドリング技術を生かしてもらいたい。

 藤田は「また日の丸をつけて、オリンピックを懸けて戦えるのはうれしいことです」といかにも楽しそうである。

「(五輪は)世界一のスポーツの祭典なので、そこで一番好きなラグビーをプレーできるのは幸せなこと。まずは(五輪キップを獲って)そのスタートラインに立ちたい。こんなの人生に一回あるかないかでしょ。楽しんだ結果、オリンピックのチケットを勝ち取りたいと思います」

 男子は1位になればリオ五輪出場権を獲得し、2~4位は五輪世界最終予選に回る。女子は6カ国・協会が参加。香港大会と東京大会(11月28、29日・秩父宮)の勝ち点合計で1位となれば、五輪キップを獲得することになる。

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