【ラグビーW杯】今大会必見「ワラビーズの15番」に注目せよ!

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji  photo by Getty Images

 そして実は、日本代表にもラグビーリーグ出身の選手がいる。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが「日本代表の生命線」と高く評価をする、イケメンCTBのクレイグ・ウィング(神戸製鋼)だ。

 日本代表のBK陣では最年長となる35歳だが、もともとは13人制ラグビーのオーストラリア代表「カンガルーズ」で活躍したトップ選手だった。身長180センチと高くないものの、鍛え上げられた肉体から繰り出すタックルは強烈。13人制と15人制の両方を知るウィングはこう語る。

「ラグビーリーグでは多くのビッグマッチに出て、どの試合も一発勝負だった。だが、W杯はそれと同じような重みがある」

 フォラウ、ウィリアムズ、バージェス、そしてウィングと、彼らはそれぞれ所属する代表チームで流れを変えることのできる選手たちだ。13人制ラグビーで鍛えられた強烈なタックルと、縦に切り込むような激しいランに注目してもらいたい。


ラグビーワールドカップ2015観戦ガイド
(1)>>過去7大会、ニッポン「桜の戦士」たちの軌跡
(2)>>エディー・ジョーンズが残した「最大の功績」とは?
(3)>>前回覇者オールブラックスは「内弁慶」を克服できるか
(5)>>予選プール最大の注目は「死のA組」だ!

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