【ラグビー】大畑大介の願い「W杯ベスト8で、新しい風景を見てほしい」 (6ページ目)

  • 松瀬 学●文 text by Matsuse Manabu
  • 石山慎治●写真 photo by Ishiyama Shinji

 大畑さんは9月のラグビーW杯イングランド大会の開会式で、世界の「レジェンド」の1人として参加する予定である。今年のW杯も2019年W杯も日本ラグビー成長の過程にすぎない。日本のラグビーの顔が、後輩の日本代表にエールを送る。
「選手それぞれ、日本を背負っているんだという責任を持ってやってほしい」
 
 もっと短く、とキーワードをお願いすると「プライドかな、使命かな、責任かな…」としばし考え、こう短く言った。

「自覚」。

【profile】
大畑大介(おおはた・だいすけ)
1975年11月11日、大阪府生まれ。東海大付仰星高―京産大でBKとしてプレーし、神戸製鋼に進んだ。海外のクラブにも挑戦。日本代表キャップが58で、テストマッチでのトライは世界最多記録の「69」をマーク。W杯には1999年、2003年大会の全試合に出場。2010年に現役引退。2019年W杯のアンバサダーを務めるほか、メディアでも「日本ラグビーの顔」として活躍している

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