【ラグビー】帝京大の5連覇を阻止するチームは現れるか?

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu 井田新輔●撮影 photo by Ida Shinsuke

 前回準優勝の筑波大も、『打倒!帝京大』の期待がかかる。FW力は落ちたが、切り返しからの「全員ラグビー」は健在である。生きたボールさえ出れば、先のスコットランド戦で2トライを挙げた日本代表WTBの福岡堅樹の足が生きる。

 筑波大の大型新人、SO山沢拓也(埼玉・深谷高)のフレア(ひらめき)豊かなプレイも楽しみだ。準決勝進出のためには、まずはB組の第2ステージ第3戦(12月22日)で関東大学リーグ戦覇者の流通経済大を倒さなければならない。

 C組の明大は、ゲーム運びに散漫な部分があるが、個々の潜在能力は高い。まとまれば怖い。第2ステージ第2戦(12月15日・秩父宮)の慶大戦が試金石となる。丹羽政彦監督は「絶対、正月超え」(1月2日の準決勝まで勝ち残る)と言い切る。「スクラム、ブレイクダウン、ラインアタック、ディフェンス……。すべてにおいてクオリティーを上げないといけない」

 残りの第2ステージは、15日と22日に行なわれる。各組1位が来年1月2日の準決勝に進出する。同ステージの成績(勝ち点など)により、1位×4位、2位×3位という組み合わせとなる。

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