伊藤美誠が平野美宇と高速ラリー戦。あえてライバルの土俵で打ち合った (5ページ目)

  • 栗田シメイ●取材・文 text by Kurita Shimei
  • photo by Kyodo News

 東京五輪1年間の延期を受け、伊藤はこんなコメントを残している。

「東京五輪開催までの時間を更に充実させ、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、これまでと変わらず卓球に打ち込んでいきます」

 中国の主力にはベテランが多いのに対し、伊藤は20歳の若さで来年の東京五輪を迎えることになる。選手としての伸び代が大きく、この1年間をより有意義に活用できるのは伊藤のはずだ。五輪本番で中国の厚く高い壁を破り、金メダルを掲げたとしても、もはや快進撃という表現はそぐわないのかもしれない。

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