2年目のTリーグ開幕。男子は勢力図に変化も、ダントツ優勝候補は不変 (3ページ目)

  • 佐藤主祥●文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by AFLO

 昨シーズン3位に終わったT.T彩たまは、4チームの中で最も大型の補強を敢行したチームと言える。とくに注目度が高いのは、木下から移籍してきた松平健太だ。昨シーズンは木下の分厚い選手層の中で出場機会に恵まれずに埋もれていた松平。新天地では、キャプテンの吉村真晴が抜けた、その穴埋め以上の活躍が期待される。かつては世界ランク9位となり、「天才」と謳われていたイケメンTリーガーが、新天地で再び輝きを放つのか、初戦から目が離せない。

 また、昨シーズン主力として活躍し、ダブルス含め全30試合で15勝を挙げたウォン・チュンティンが残留したこともチームにとって大きい。それに加え、イングランドからリアム・ピッチフォード、同じくヨーロッパ勢としてスウェーデンからトルルス・モーレゴードが参戦を表明。ピッチフォードは過去に水谷や張本、さらには馬龍も破ったことがある実力者だ。昨シーズンに引き続き、国際色豊かなメンバー構成で初のリーグ優勝を狙っていく。

【T.T彩たま】(◯は新加入選手)
神巧也
岸川聖也
ウォン・チュンティン(香港)
平野友樹
松平健太 ◯
戸上隼輔
リアム・ピッチフォード(イングランド) ◯
トルルス・モーレゴード(スウェーデン) ◯
松山祐季 ◯
髙見真己 ◯

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