Tリーグで見せたみごとな修正力。
14歳木原美悠の成長が止まらない

  • 小川勝●文 text by Ogawa Masaru
  • photo by Tsukida Jun/AFLO SPORT

 木原にとってTリーグは、いま練習している技術がほんとうに活用できるかどうか、トライすることのできる場だ。

 最近は、サーブからの3球目など、ラリーに持ち込む前の段階でポイントを取るプレーに重点を置いて練習していた。「Tリーグのゲームがあるということは、すごくいい経験になっていると思います」と木原は言う。

 Tリーグでプレーしながら、3月2日には、世界選手権個人戦の代表の最後の1枠をかけたジャパントップ12が行なわれる。木原は、出場する女子8選手のなかに含まれている。2019年の世界選手権は4月にハンガリーのブダペストで開催されるが、すでに決定している女子の代表は石川、伊藤、平野、佐藤で、ジャパントップ12は5番目の代表を決める大会だ。

 石川が初めて世界選手権に出場したのは14歳、中学3年の時だった。ちょうど同じ年齢になった木原が、世界選手権の代表に向けて見せる戦いは、卓球ファンとしては注目せざるをえない戦いになりそうだ。

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