卓球Tリーグ開幕へ意気込む吉村真晴「MVPが水谷や張本じゃ面白くない」 (4ページ目)

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • 甲斐啓二郎●写真 photo by Kai Keijiro

―― 初年度の目標を教えてください。

T.T彩たまとしては、もちろん初代王者を目指してやっていきたい。個人としてはすごく強い選手が多いなか、勝ち越して最終的にMVPを獲りたいですね。なんか『MVP張本』とか、『MVP水谷』とかって普通じゃないですか。そこで僕が勝ったら『よしむら? 誰や?』となるはず。そのために1試合1試合しっかりと勝ってMVPを獲って、世間をびっくりさせたいですね」

 Tリーグは、1024日の開幕から2019年の2月24日まで20試合を戦うことになる。その合間にワールドツアーがあり、全日本卓球選手権がある。かなりハードなスケジュールだが、吉村の初代王者とMVPを獲る意気込みは半端ない。

「選手として輝ける時間が少ないんで、いけるところまで突っ走っていきたいです。どれだけやれるのか、どれだけ注目されるのかわからないけど、選手として『俺はまだやってんだぞ』っていうのを知ってもらいたいです」

 吉村の目標である2020年東京五輪につなげていくためには、ワールドツアーでのポイントが重要だが、同時にTリーグで成長し、MVP級の活躍を見せて存在感を示すことも必要だ。そのために開幕戦で日本のトップと戦って勝利を挙げ、その後も中国を始め世界が注目するリーグ戦で爪痕を残していく決意だ。

「期待しとけよって感じですね」

 Tリーグに"ヨシムラマハル"旋風が吹くか――。

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