石川佳純、苦手な韓国カットマンを撃破。
次は世界卓球で中国勢に勝つ

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Itaru Chiba/AFLO

 今大会は第1シード。しかも中国人選手のエントリーがなかったことから、優勝は堅いと思われていたなかで、順当に力強く勝ち続けた。決勝は田志希(チョン・ジヒ)・梁夏銀(ヤン・ハウン)の韓国ペアを3-1で下して優勝。2人は「少しプレッシャーもあったけど、打ち勝てたことが嬉しいです」(伊藤)、「組む相手は違うけれど、大会2連覇がかかっていて、それが達成できて嬉しい」(早田)と、笑顔を見せた。

 大会ごとに異なる相手とコンビを組む難しさがあるダブルス。コンスタントに好成績をあげる秘訣については、「お互いにそれぞれのよさがあるので、それを崩さないように、いい状態で練習できるよう心がけています」(早田)、「試合をやっているときのほうが状態がいいのがダブルス。期間が空いてしまって久々に組むときは、一から練習するようにしています」(伊藤)と語った。

 来月下旬には世界選手権(スウェーデン)を控えるなかで、日本女子卓球陣の好調ぶりが伝わってきた。

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