石川佳純、苦手な韓国カットマンを撃破。次は世界卓球で中国勢に勝つ (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Itaru Chiba/AFLO

 準々決勝で対戦した武揚には、昨年11月に続いて2連勝。前回の勝利では喜びを爆発させていたが、今回は落ち着いた様子だった。

 一番苦しかったのは準決勝の鄭怡静(チャイニーズタイペイ)戦だった。第1ゲームを取ったにもかかわらず、ゲームカウント2-3とひっくり返された。特に第5ゲームは5-0と大きくリードしながら逆転されてしまった。

 だが、ここを冷静に乗り切ったことが、4-3と再逆転しての勝利につながったと明かす。

「いつもあの選手とは競り合いになってしまうんです。5ゲーム目を落としたのが精神的にはちょっと痛くて落ち込んだんですけど、次のゲームでは気持ちを切り替えてできました」

 石川にとって、大会を通しての収穫は大きかった。

「結果もそうなんですけど、内容もよかったと思うし、この内容で優勝できたということが、自分にとってすごく自信になると思う。厳しいところを勝ち抜けたり、中国選手に勝てたりしたことがすごくよかった。次の大きな試合は世界選手権なので、そこに向けて頑張りたいと思います」

 一方の女子ダブルス。伊藤美誠にとってドイツは、2015年のドイツオープンシングルスで最年少(14歳)優勝を果たした場所だ。試合会場も同じブレーメンだった。だから「優勝できるかなと思っていました」と言うと、隣にいた早田ひなが吹き出し、「いや、優勝したかったです」と、訂正した。ちなみにこのドイツオープン、伊藤は2014年にも平野美宇とのコンビでダブルス優勝。早田は2017年にその平野とコンビを組んで優勝している。

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