世界レベルに挑む女子日本代表2人。「ホッケーでやりきった人生」に (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO, Nataka Toru

オランダで生活をともにする永井葉月(左)と及川栞(右)オランダで生活をともにする永井葉月(左)と及川栞(右) 一方、永井は「東京オリンピック後のことはわからない。なるようにしかならない」という構えだ。

「私の最終目標は、東京オリンピックで活躍するということ。チームとしては、やっぱり目標をメダル獲得に掲げてます。私個人としては、個人賞をもらえるような本当に世界一の選手になりたい。

 ただ、将来のことを考えるのは好きですけれど、本気で考えたことはないし、なるようにしかならない。 今の私は、とりあえず東京までは環境が変わろうともホッケー中心に考えているんで、もし周囲から何か言われても、『それはホッケーの環境としてはどうなんだろう』と考えます。とにかく自分の人生は、ホッケーしかやってきてない人生なんです。『ホッケーでやりきったという人生』が最高の終わり方かなと思います」

 すべてはホッケーのため――。オランダリーグの前期が終わると、彼女たちは「さくらジャパン」の一員としてテストマッチを行なうオーストラリアへと飛んで行った。

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