世界レベルに挑む女子日本代表2人。「ホッケーでやりきった人生」に (4ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO, Nataka Toru

 若い選手たちの間では『東京オリンピックで(メダルを)獲りたい』と言ってますし、周りからも『次は自分たちの世代が東京オリンピックで引っ張っていける存在にならないといけない』と言われています。(リオと同じように)東京でも悔しい思いをして終わるのかと思ったとき、私はやっぱり『世界一の国』で『世界一の技術』を学び、絶対にそれを日本のチーム(日本代表やソニー)に持ち帰って貢献し、さらにはオランダでも名前が残るような選手になりたい」

 及川はソニーの理解を得て、今季もオランイェ・ロートでプレーすることが決まった。

「オランダリーグ1年目でプレーオフ(の準決勝)まで行けたから、次はオランダでテッペンを獲りたいという目標ができました。私はソニーに所属しているから、2年目もここに戻ってくるためには会社の許可がないといけない。そのことを理解してくれたうえで、オランイェ・ロートは私のことを待っていてくれた。ソニーから許可が出た後、チームメイトがすごく喜んでメッセージをいっぱい贈ってくれたので、改めて私は『このチームでテッペンを獲る』と誓いました」(及川)

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