2017.11.23

石川佳純、ふつうに中国強豪に勝てる。
「前と違う自信がついてきた」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格/アフロ●写真 photo by Itaru Chiba/AFLO

 石川は自らの技術や用具の見直しを行ない、結果を出してきた。ツアーで世界中を飛び回る日々が続き、休む暇もないなかで、気がつけば周囲は10代の選手ばかりになった。まだ24歳とはいえ、日本の選手の中ではベテランだ。

「最初は若い選手とすごい試合になって、1回でも負けると、『うわー、若いコが勝った!』みたいになるじゃないですか。でも、それは自分が若いときもそうだった。今は試合でもふだんの生活でも、年上も年下も関係なくやっていますね」

 一方で、五輪での2大会連続メダル獲得を始め、多くの経験を重ねていることの強みも感じている。

「怖いもの知らずというのは若い選手の特権ですが、逆にいろいろ知って学んだことを24歳で持っているのも特権だと思うので、いいバランスかなって。昔なかった経験だったり、技術だったりが今はあるので、前よりも違う自信がついていると思います」

 東京五輪までの道のりは、長いようで短い。

「自分自身は東京が集大成になると思っているので、3年、頑張らなきゃいけないんです。どうなるかはわからないですけど、ロンドンからのリオよりも、リオからの東京のほうが、自分自身のモチベーションは高いです。自分自身、ベストをつくせるように、今から準備したい、できることはしたいと思っています」

 来年は中国でのプレーを希望したが、それは叶わなかった。日本をベースに戦うしかないため、男子の合宿に参加するなどしてレベルアップを図っているという。貴重な敗戦を経験し、技術変更、環境作りに着手できた2017年。東京五輪まで残る2年半、まだまだ石川佳純は強くなる。

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