17歳「みうひな」が初ペアで初優勝。卓球若手はコンビも自由自在に (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格/アフロ●写真 photo by Itaru Chiba/AFLO

「次は、ひなちゃんは美誠ちゃんと行くのですが、今回すごくよかったので、また組めたら、優勝とか、いい成績の残せるように頑張りたいです」(平野)

「今回、ひらみう(早田は平野のことをときどきこう呼ぶ)と組んで優勝したり、美誠と組んで世界選手権で銅メダルとったり、誰と組んでも組みやすい。自分には決める権利はなくて、最終的には監督に選ばれたペアでお互いに頑張っていこうと思います」(早田)

 最後に「優勝は想定していた?」と聞くと、「全然!!」と声を揃えた。

 一方、男子ダブルスは今季、プラチナツアー6大会のうち3大会で日本人ペアが優勝している。14歳の張本と18歳の木造のコンビが勝てば4勝目だったが、惜しくも準優勝に終わった。

 決勝の相手は鄭栄植・李尚洙の韓国ペア。リオ五輪の銅メダリストは手強く、2ゲームをリードしながら、3ゲーム目に冷静な修正で流れを変えられると、挽回できないまま3ゲームを連取されて逆転された。

「今まで以上にミスが多かった。最初はよかったんですけど、相手も立て直してきて、そこで戦えなかったというのが負けにつながったなと思います。出だしは自分たちのレシーブにチキータから得点できていたので、相手はそこを封じてサーブも変えてきたし、戦術を変更してきたところで勝てなかったので、まだまだですね」(木造)

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