2017.09.07

あの元ベイ投手の息子も!
NFLに現れた次世代QB「7人の侍」

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Getty Images

【2】デショーン・ワトソン
(ヒューストン・テキサンズ/2017年ドラフト1巡目・全体12位/21歳)

 前出のトゥルビスキーとは対照的に、大学時代から名を馳せていたのが21歳のデショーン・ワトソンだ。大学2年時、3年時と連続してクレムソン大を全米大学選手権決勝まで導き(3年時は優勝)、大学最優秀選手に与えられるハイズマン賞のファイナリストにも2年連続で選ばれている。

 大舞台での経験も豊富とあってか、プレシーズンでは新人らしからぬ落ち着いたプレーを見せていた。ただ、大学での華々しい活躍がありながらドラフト全体12位指名となったのは、パスの精度の低さと肩の弱さが問題視されているからだ。実際、昨シーズンは17個ものインターセプトを喫している。

 しかしながら、今のヒューストン・テキサンズには絶対的な先発QBが不在である。開幕で先発が予想される27歳のトム・サベージも安定感抜群とは言いがたい。シーズン序盤で勝ち星を伸ばせなければ、ルーキーのワトソンに出番が回ってくる可能性は十分にあるだろう。