NFLプレーオフ開幕。注目は名門カウボーイズを蘇らせた「2人のルーキー」 (6ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

 しかし後半戦は、その苦悩の時期が何だったのかと思えるほどに、ロジャースは本来の力を取り戻した。6連勝したときはパス成功率71.0%・15パスTDをマークし、インターセプトはゼロというスーパーマンぶりを発揮している。

 序盤のパッカーズの不振は、エースランナーのエディ・レイシーらRB陣の相次ぐ故障も一因だった。そのとき、チームの危機を救ったのがWR(ワイドレシーバー)タイ・モンゴメリーだ。彼を急きょRBとして起用し、これがずばり大当たり。攻撃陣の新たな武器として活躍した。今季のNFCは混戦模様なだけに、パッカーズが2010年以来のスーパーボウル進出を果たす可能性も大いにあり得るだろう。

 思わぬ故障者の発生や急な天気の変化など、ちょっとした動きが試合を大きく左右するNFLのポストシーズン。今回ピックアップした4チームがスーパーボウルまで残るのかどうか、目が離せない。

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