福原愛が喫した2つの敗北は、
団体戦への試金石となる!

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by JMPA

 シングルスでは過去4度の五輪で、ベスト8が最高成績だった。あの泣き虫愛ちゃんも27歳になり、日本チームの女子では最年長だ。「集大成」というような言葉も使い始める年代である。

「正直、自分がベスト4に入れるとは思っていなかったので......そういうと語弊があるかもしれないんですけど、本当にみんな、すごく強くて、一戦一戦、戦って勝っていくのがすごく難しい。その中でベスト4に入っても、メダル決定戦で勝つことができなくて、ものすごく悔しいですし......この悔しさを団体戦にぶつけたい」

 ふたつの敗北は、女子団体戦への試金石となったはずだ。第2シードの日本は、卓球大国・中国とは決勝で当たる。前回の「銀」以上に輝くメダルを狙う。

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