河村勇輝、3度目のBリーグ挑戦でプレースタイルに変化。アシスト倍増、3Pが減った理由を聞いてみた (3ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 また、簡単なターンオーバーをなくしたり、スピードだけではなくゲームの流れのなかで緩急をもっとつけなければいけないとも思っています。まだまだ満足できていないですが、昨シーズンに比べて自分の特徴やプレースタイルは確立できていると思っているので、すごくやりがいを感じています」

---- PGとしてはやはり、ゲームコントロールを重視しているのですね。

「アシストが増えているのは、クリエイトできている部分が増えてきているからだと思います。ファウルドローン(ファウル誘引数)も増えてきていて、となれば相手チームもこちらにプレッシャーをかけにくくなりますから、うまくファウルを使いながらやれている感覚はあります。

 そういうところをゲームコントロールと言えるのかはわからないですけど、相手の強みを消すという部分で自分のプレーができていると思っています。(テンポの速い)トランジションの部分と(遅い)ハーフコートオフェンスでゲームの流れを感じ取り、緩急をもっとつけていきたいです」

---- Bコルでは2シーズン目ですが、練習やオフコートで昨シーズンよりも自分らしく振る舞えていますか。チームメイトたちと冗談などを言い合ったりしているのでしょうか。

「昨シーズンとメンバーはあんまり変わってないですし、みなさん気さくで話しやすい先輩ばかりなので、本当にめちゃくちゃすぐに(今シーズンも)馴染めました。自分の扱い方をすぐ感じ取ってくれるので、すごく居心地いいチームです。自分がイジられることもありますし、自分もイジったりできる関係性なので、先輩方にすごくいい雰囲気を作ってもらって本当に感謝です」

---- 誰がどういう感じでイジってくるのですか。

「イジってくるのは、誰ですかね......年齢が近いという意味ではPG/SGキング開(専修大学4年の21歳。昨年12月にチームとの選手契約を発表)と仲がいいのですが、それは大学でも対戦することがあったりしたので。

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