2020.05.18

ジョーダンとの「ラストダンス」。
神様と1on1をした日本人選手の物語

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO


 ジョーダンに憧れて競技を始め、初めて壁にぶつかり、ジョーダンにはなれないと気づいた少年が選んだのは、オールラウンダーではなく、スペシャリストになることだった。

 その後、ひたすらロングレンジからのシュート練習を積み重ねたKJは、渡米3年目の11年生——日本の高校2年の時に1軍に昇格。最終学年ではスターターに定着し、3Pシューターとしてチームに大きく貢献している。

 その活躍が認められ、2005年には日本人では田臥勇太(宇都宮ブレックス)以来となる『Nike Hoop Summit』に世界選抜の一員として出場。さらにコロンビア大学に進学し、日本人男子として初となるNCAAディビジョン1でのプレーヤーとなった。

 KJとジョーダンの横浜アリーナでの1on1には、後日譚がある。

 翌1997年、KJはシカゴで開催されたジョーダンが主催する「ジョーダン・キャンプ」に参加している。キャンプの目玉は、参加者のなかからジョーダンが指名した選手が行なえる1on1。