コロナでNBA中断。オーナーたちはスポーツの役割を考え次の一手を模索 (6ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko
  • photo by AFLO


 ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバンは3月24日に地元テレビ局の取材に答え、5月半ばのシーズン再開を願っているとコメントした。キューバンによると、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)など専門家と話したうえでの推測だという。「自分でも楽観的に考えた日程だ」とも認めての発言だが、社会におけるスポーツの重要性を痛感しているだけに、少しでも早くNBAシーズンを再開したいと語る。

「スポーツは大きな役割を担っている。人々は、何か応援するものがほしい。何か力を合わせられるものがほしい。楽しめるものがほしい。マブズ、そしてNBAが5月に試合を始めることができ、それがテレビで中継されたら、それこそ、今の私たちに必要なものだと思う」とキューバンは熱く語る。

 シルバー・コミッショナーも、スポーツが社会に与える影響の大きさについてはキューバンと同意見だ。人々が困難に直面している今だからこそ、何らかの形で早く、スポーツを楽しめるような状況にしたいと語る。

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