コロナでNBA中断。オーナーたちはスポーツの役割を考え次の一手を模索 (2ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko
  • photo by AFLO


 本来なら、プレーオフに向けてコート上で熱い戦いを見せている時期だが、それだけ、世界は変わってしまった。

 NBAの世界が一変したのは、アメリカ時間3月10日夜。

 インフルエンザの症状が出ていたルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)が検査の結果、新型コロナウイルス陽性反応と判明し、その日のうちにシーズン中断が発表になった。それまでは無観客試合でシーズン継続を考えていたNBAだったが、選手のなかに感染者が出たとあっては、中断以外の選択肢はなかった。

 その後、濃厚接触者として検査を受けた選手や関係者の中から、ドノバン・ミッチェル(ジャズ)、クリスチャン・ウッド(デトロイト・ピストンズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、マーカス・スマート(ボストン・セルティックス)など、判明しただけで合計10選手、加えてチーム関係者(選手かスタッフかは未発表)2チーム計4人に陽性反応が確認されている。

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