八村塁が磨くべきスキルは。NBAデビューに向けての課題を分析 (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

「17番(シュルーダー)がチームのベストプレーヤーなので、ああいう時間帯だと自分で決めたいと思うはず。パスをしないでシュートを狙ってくると思っていたので、それを予測してブロックできた」

 八村の高い跳躍力や走力は、オフェンスだけでなくディフェンスでも生かされている。その総合力の高さが「ドラフトTOP10」という高評価につながったとも言えよう。

 しかし、ファジーカスが言うように、八村はまだ「これからの選手」だ。サマーリーグに出場している選手とは違い、NBAの舞台を知る者は当然、ひとつ上のレベルである。

 ワールドカップという舞台で国を背負い、エースとしてプレーした経験は代えがたいものだ。これからNBAで本格デビューする八村にとって、そこでの経験は自身の現在地がわかる貴重なものだったに違いない。

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