八村塁が渡邊雄太と契った思い。
代表戦不参加も「先輩たちを信じてる」

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――日本代表戦において、八村選手や渡邊選手は常にアグレッシブにゴールに向かって攻めています。2人の加入によってトランジション(攻防の切り替え)の速さが出て、目に見えてスピード感が変わりました。八村選手が日本代表で心掛けているプレーとは?

 日本代表では中心選手になっていくつもりでやっているので、試合にインパクトを与えたい思いでやっています。雄太さんとも、そういうことが僕らのやることだと話をしています。

今回は日本代表に合流できなかったが、アメリカからエールを送る今回は日本代表に合流できなかったが、アメリカからエールを送る――まもなく最後のワールドカップ予選が始まります。今回は出場できませんが、八村選手の日本代表への思いとは。

 僕としてもワールドカップには出たいので、予選には出たかったです。今はシーズン中で予選に参戦できないのは僕も悔しいところはあるんですけれど、先輩たちがやってくれると思うので、しっかりと2勝してもらいたいと思います。絶対にワールドカップに出たいですし、この先はオリンピックもあるので、先輩たちに絶対に勝ってもらって先につなげてもらいたいです。

――「悔しい」という言葉が出たけれど、やっぱりシーズン中でなければ予選に出たかったですか?

 絶対に出たいです。はい。絶対に出ます。日本代表で中心になってやりたいという意識がすごくあります。

――八村選手にとってのワールドカップ、そしてその先にあるオリンピックとは、どんな存在ですか。

 昔からずっとオリンピックに出ることを目標にしてきたんですけど、そういう中で今はワールドカップに出られるチャンスがあるところまできたので、このまま目標に向かって成長していきたいと思います。

――今回はイランとカタールで予選が行なわれます。アウェーで戦うポイントは何だと思いますか。また先輩たちに頑張ってほしいことは。

 やっぱり、今までディフェンスもオフェンスでもチーム一丸でやってきたので、一つになることを忘れずにやってほしいです。今回はアウェーでの戦いになるので、そういう中ではミスをすると取り返しがつかなくなるので、ミスを少なくすることが大切です。僕も日本代表で4試合したので、仲間たちとまた試合ができることを楽しみにして、僕はこっち(アメリカ)で頑張ります。

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