日本のエースが海外挑戦から
5カ月で帰国。比江島慎「後悔してない」

  • 加藤洋●取材・文・撮影 text & photo by Kato Hiroshi/ Brisbane Bullets/ NBL

―― 日本のトップアスリート同士で、どのような話をしたのですか?

比江島 プライベートの部分は言えないですけど、自分は基本ネガティブな性格なんですが、本田さんはすごくポジティブな考えの持ち主なので、どうやったらポジティブになれるのか、どうやったら海外生活でより快適に過ごせるか、アドバイスをもらいました。何事も楽しむってことが大事なのかなと感じましたね。

―― 将来の展望について、今の心境を聞かせてもらえますか?

比江島 正直まだ何もわかってはいないですけど、バスケットには携わっていきたいと思っています。監督という立場は無理かもしれないですけど、監督をサポートするアシスタントコーチのほうが自分には合っているんじゃないかと。まぁ、それもやれるかどうかは、わからないですけど。

 もしかしたら解説者をするかもしれないですし、子どこたちを教えるのかもしれないです。うまく人に言葉を伝えるのは苦手ですけど(笑)。何かしらバスケットに関わることをやりたいとは思っています。

―― 最後に、オーストラリアでの海外挑戦を決断したことについて、今の心境を。

比江島 それは絶対、後悔はしていないです。オーストラリアに来ないとわからないことは多かったですし、海外挑戦で新たな発見もありました。どういう結果であっても、ここに来た、この決断をした自分を褒めてあげたいです。いい経験ができました。

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