2018.05.28

ダンクする日本人、阻止する外国人。
ファイナルにみるBリーグ2年目

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Naoki Nishimura/AFLO

 長年、日本代表を背負ってきた竹内譲次(PF・C)、今後の日本代表を背負う田中大貴(SG)、馬場雄大(SF)を要するリーグ屈指のタレント集団・A東京は、ピック&ロールが今季の代名詞のように語られたが、彼らの背骨となったのは、長時間かつ濃密な練習だ。
 
 2017年9月29日、レギュラーシーズンが開幕。

 初代王者の代償か、田臥勇太(PG)率いる栃木ブレックスがつまずく。優勝に貢献した主力の多くが他チームから声がかかりチームを離れ、戦力ダウンは明白だった。さらに大黒柱のジェフ・ギブス(PF・C)が昨季ファイナルでアキレス腱を断裂し、開幕には間に合わなかったことも出遅れた大きな要因だ。

 レギュラーシーズンは、ハイレベルな東地区をA東京、千葉ジェッツ(以下、千葉)が牽引、川崎ブレイブサンダースが追いかける形に。中地区はシーホース三河、西地区は琉球ゴールデンキングスがそれぞれ独走した。 

 上位混戦も、今季の中心にいたのは間違いなく千葉だった。チームの核となるはずだったトニー・ガフニー(PF)が、11月末にイスラエル・スーパーリーグのハポエル・テルアビブに引き抜かれる形で退団。さらに、エースの富樫勇樹(PG)が故障で長期離脱を強いられるも、持ち前のチームワークとベンチワーク、そして機動力で白星を積み重ね、今年1月に行なわれた天皇杯を昨年に続き制覇している。 

 最終的に、リーグ最高勝率こそシーホース三河(48勝12敗)に譲ったものの、より強豪チームとの対戦が多い東地区で千葉が残した46勝14敗の方が、価値が高いという見方さえできる。